アトリエハレトケ長崎です。
すっかり春ですね。皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
先日、お伊勢参りをしてきました。
初日に外宮にお参りをして神楽殿でご祈祷をしていただいて、翌日に内宮にお参りをしました。
あらゆる工作物や建築物が木造で造られています。
五十鈴川を渡る宇治橋さえも純粋な木造です。
床板や欄干は檜(ひのき)ですが、橋脚の部分には、より水に強い欅(けやき)を使用しているそうです。
手水舎の屋根はおそらく柿(こけら)葺きと思われますが、屋根葺き材をまとめているけらば(妻面)の破風板の細工に注目。凄まじい技術です。
ちなみに「柿(こけら)」と「柿(かき)」は異なる漢字です。どこがどう違うかわかりますか?
とても美しい光景に出会うことができました。お馬さんと一緒に参拝です。
アングロアラブ種の鹿毛がとても美しいお馬さんです。
でもご神馬が国産固有種でないのはなぜなんでしょうね?(ここ、かなり大切だと思うのですが・・・)
雨天の神事に使われる五丈殿も掘立柱の純粋な木造です。
とてもシンプルですが、大工技術の粋を集めたつくりで息を呑む美しさです。
ちょうど良い季節でしたので、満開の桜も楽しむことができました。
数年ぶりのお伊勢参りは、心をしっかりと洗うことができ、たくさんの学びを得る旅となりました。
引き続き初心を忘れず、建築の道に精進して参りたいと決意を新たにしました。
というわけで、今回はアトリエハレトケ長崎がお送りしました。
いやぁ、建築って本当に楽しく美しく素晴らしい文化ですね。
それではまた次回。元気にお会いしましょう!
アトリエハレトケ長崎です。
毎年秋に、京都に1週間ほど滞在して、日本の伝統文化と最新の都市文化を学ぶ機会にしています。
今回は、桂離宮を訪ねることが出来ました。
メディアに多く登場するこちらの「書院」は、今年の11月まで改修の大工事の最中で、残念ながら拝見することはできませんでしたが、それ以外の庭や建物だけでも見応えたっぷり。ご案内いただいた解説員の方の名調子と相まって、大満足の1時間を過ごすことが出来ました。
松琴亭の一の間の床と襖には青と白の唐紙が市松模様に貼り合わされており、現代から見ても新しく斬新な意匠だと感じました。
こちらは月波楼ですが、各建物が必ず隣接する風景と密接につながるように建てられているのが印象的です。
こちらは笑意軒。近隣の田園風景までをも建物内に取り込んでいることに驚きました。窓下の痛んだ箇所に金箔を貼って補修されていますが、その貼り方がとても尖っていて斬新です。こういうところに日本独自の意趣が表れていると思います。真面目に問題に取り組んで「型」を持つことはもちろん大切ですが、どうしたらより面白くなるか、真剣に課題と向き合う中で発見できる「新しいズラし方」=「型破り」こそ、日本文化の本質なのだと思い知る気持ちでした。
型があるからこそ型破りがある。規格があるからこそ破格もある。
こちらは黒文字というクスノキの仲間で作られた繊細な垣根。高級な爪楊枝としても用いられる樹種ですが、ここまで大胆に使われるとは、何たる贅沢。さすが歴代天皇の別荘です。
時節柄、紅葉も見事で、本当に見応えたっぷりの庭園と建築でした。お腹いっぱい。
この環境が街中にあって、日常生活と隣り合いながら、いつでも誰でも訪ねることができる。
やはり京都ってすごいな、て思います。
季節を変えて是非再訪したいと思います。きっと新たな学びを見出すことができるでしょう。
以上、アトリエハレトケ長崎がお送りしました。
みなさま、2022年も残すところあとわずかですが、年末まで健やかに過ごしてまいりましょう!
アトリエハレトケ長崎です。
皆さま、いかがお過ごしですか?
東京都の緊急事態宣言は解除されましたが、ワクチン登場まで予断を許さない状況がまだまだ続きそうですね。
この2ヶ月間は「コロナ狂想曲」とも言うべき大騒ぎが、日本国内のみならず、世界中で巻き起こった事でしょう。
この大騒ぎを通じて、私が学んだのは「自分と異なる他人を尊重すること」の大切さでした。
「自粛警察」と言う不穏な言葉が流行しています。
「コロナ自粛」に反する行動に対し、その行動をとった個人や団体を諌める動きのことだと理解しています。
「善意の注意」も行き過ぎては「余計なお世話」になり、度を超えた「他者否定」となり、取り返しのつかない「負の感情」を生み出してしまいます。
かく言う私も、街中でマスクをしていない人を見ては、ギョッとしたり、なぜマスクせずに出歩くのだろう?と思ったり、マスクがないなら出歩かなければ良いのに、と考えたり、自分の心の中にモヤモヤと黒い感情が煙のように湧き上がるのを感じたことが何度もありました。
でも、これは「他人への配慮」を欠いた「価値観の押し付け」に他ならないと思います。
おそらくマスクなしで出歩いていた人々にも、やむを得ない事情があったはず。
どうしてもその状態で出歩かざるを得なかったのかもしれません。
マスクがなくなってしまって探し求めていたのかもしれないし、道の途中で落としてしまって家路を急いでいたのかもしれない。
そもそも情報に疎くてマスクの必要性に気づいていなかっただけかもしれません。
つまるところ「自分の価値観を他人に押し付けてはいけないのだ」と言う当たり前のことに気づきました。
「他人を変えることは出来ない」けれど「自分が変わることはできる」
「自分の正義」と「他人の正義」は違っていて当たり前。
当たり前のことなのに、真面目な人ほど、正義感が強い人ほど、「自分の正義」を他人に押し付け「自分と同じ正義」を他人に求める傾向が強くあります。(お恥ずかしい話ですが、正に私自身がそれでした。そのために長年大切に思って来た友人を失ってしまった経験もあります)
「コロナ狂想曲」のおかげでようやくそんな当たり前のことに気づくことが出来た、なんてお恥ずかしい限りですが、
「他人を尊重する」と言うことは「自分と他人との違いを当たり前のものとして受け止める」と言うことに他ならないのだ、と改めて学びました。
「他人に優しく」あるためにこそ「自分に厳しく」なければならない。
そんなことを考え、もっと成長しなくてはいけないと学んだこの2ヶ月間でした。
金子みすゞは詠みました。
「みんなちがって、みんないい」
皆さんは、どのような事を考えましたか?
アトリエハレトケ長崎でした。
p.s.
最後にお知らせです。
2020年06月01日。
弊社のウェブサイトをリニューアルしてリリースしました。
https://haretoke.co.jp
これまで以上にたくさんの作品と大きな写真をご紹介しております。
ぜひご覧頂ければ幸いです。
皆さまの毎日が穏やかで無事でありますように。
すっかり盛夏ですね!
暑い日が続きますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?
アトリエハレトケ長崎です。
今回は「外で過ごす」ということについて。
もったいぶらずに言えば「キャンプ」してきました(笑)
いやぁ、正直、48年の人生において、40年ぶりくらいのキャンプでした。
キャンプ仲間に恵まれて、とても快適に盛り上がることが出来ました。
キャンプの必需品と言えばテント。本当に色々な商品がありますね。
今回の仲間たちが選んだのは、
ロゴス
ハイランダー
タラスブルバ
スノーピーク
小川テント
5家族で5種類でした。
隣の芝は青く見えるもので(笑)どのテントもとても魅力的。
室内がとても明るいもの。金物を使わずに空気で自立出来るもの。軍隊的なもの。カッコいいデザインのもの。経験者も唸らせるもの。
それぞれにデザインコンセプトと楽しさがあって、出来ることなら全部試して見たくなりますね。
自分の家があるのに、なぜわざわざ「外で過ごす」のか?
それは何よりも楽しくて、「暮らす」ことの選択肢と可能性の豊かさを感じることが出来て、自分たちのホームである地球と一体になる醍醐味を味わえるからなんですね!
最高にクリエイティブな「キャンプ」という選択肢。
是非皆様も暑い夏をクールに乗り切って下さいね!
アトリエハレトケ長崎でした!
アトリエハレトケ長崎です。
今年は桜が開花し始めたと思ったら、瞬く間に満開を迎え、お花見する間もないほど「見頃」が短かったですね。
私のアトリエは大岡山駅近くにあります。
大岡山駅と言えば、東京工業大学。東工大と言えば、何と言っても「桜」です。
こちら、中央広場の見事な桜並木。毎年床まで届く満開の桜で新入生を迎え入れています。
なんて大袈裟な!って思うでしょう?ほら、この通り。
これだけ見応えのある桜はなかなかないのでは?
アップで見ても美しく、全体で見ても見応えのある素晴らしい桜です。
こちらはソメイヨシノだと思いますが、他の一角にはうっすらピンクの別な桜も。
ご近所にお住いの方々がこぞってお花見をされています。
桃色の桜もとても美しく、やっぱり桜は日本人の心のふるさとだなぁ、って思います。
日本には美しい四季がある。
これって日本にいるとなかなか気づかないけれど、とても素敵で贅沢なことなのかもしれませんね!
来年の桜の季節、アトリエハレトケにいらっしゃったお客様にはもれなくご案内をいたします。
みなさま是非お気軽にお越し下さいね!
以上、アトリエハレトケ長崎が大岡山駅前よりお伝えしました。
アトリエハレトケの長崎です。
いつでもなんでも手に入る便利な社会になったとは言え、日本人にとって新しい年の始まりと言えば、やはり「お雑煮」と「お節」ですね。
我が家の新年は、昆布と本枯れ節とで一番出汁を引くことから始まります。
普段は忙しさにかまけて慌ただしい一日を必死に過ごしていますが、新年は心静かに落ち着けて、滋味溢れる出汁をゆっくりと味わいます。
お節は・・・鎌倉「御代川」で買っちゃいました(笑)。
煮物の神様のお店で、一つ一つの調理がとても丁寧で絶品です。
その宝石のような一品一品を私の大切な友人がデザインして窯入れしてくれた、花びらのような器に取り分けて、よく味わいながら頂きました。
この器は和洋中を選ばずとても華やかに食卓を彩ってくれる逸品です。
同じ時代を生きる才能豊かな友人に恵まれていることに心から感謝しつつ、美味しいお節をゆっくりと味わう新年でした。
食事にとって器はとても大切です。
同じように、暮らしにとって器としての住まいもとても大切ですね。
今年これから出会うお客様、ぜひ楽しい家づくりを私たちとご一緒しましょう!
皆様にとって、2018年が最も良い一年になりますように!
長崎辰哉(建築家/アトリエハレトケ)
営業日・営業時間
10:00~17:00
定休日 毎週水曜日
年末年始 休業(HPでご案内いたします)
お問合せ先
TEL: 045-482-6140 FAX: 045-482-6141
e-mail info@denen-arch.com
〒225-0002
神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-12-3 第7松美ビル201
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TEL: 045-482-6140