プロジェクト
「仙川の住宅」全館空調
2018.4.10
吉田 立

こんにちは、リツデザイン建築設計事務所の吉田です。

 

桜の季節も終わり、新緑が眩しい季節になりましたね!

 

「仙川の住宅」ももうそろそろ完成が見えてきました。

 

今回は少し遡って全館空調について。

全館空調って何を基準に選べばいいの?

という方は、別に記事をアップしていますのでぜひそちらをご覧ください。

全館空調って・・・その1

全館空調って・・・その2

 

「仙川の住宅」のお施主様が求められたのは

・花粉やPM2.5等、屋外の有害物質を室内に入れないこと

・清掃性の高い熱交換方式(自分でいつでも清掃できること)

・全館空調方式において、湿気・臭気発生源を含めた空気の流れをコントロールすること

でした

 

 

先ず、建物内の空気を高レベルでコントロールする必要があったので、第1種換気を採用です。

 

次に、熱交換器には清掃性の高さ、湿度発生源も含めた換気計画の必要がありましたので顕熱交換器を採用しました。

 

空調機は、暖房と冷房を役割を分ける方式を採用。

暖房は下から暖める「基礎蓄熱全館暖房」を採用。

冷房は上から冷やす「ダクト式エアコン」を採用しました。

 

 

基礎蓄熱式全館暖房+全館空調+熱交換器を採用した仙川の家。

 

屋外から取り込んだ新鮮な空気が、空調と一緒に建物内を廻り、排気ルート各所から回収されていく計画です。

 

 

基礎蓄熱式全館空調は、家全体を余すところなく暖めてくれます。

特に良い点は

・輻射式で家の隅々まで暖かい風の無い暖房

・コンクリート躯体に蓄熱するため、作った熱に無駄が少ない

・家の床、壁、天井や家具などが温まるので、冬場に窓を開けても快適な暖かさを保持しやすい

・建物自体の木材も乾燥した状態を保持できるので、家が長持ちする

という点ですね。

 

注意点は

・蓄熱式なので、スイッチを入れればすぐ暖かくなる、切ればすぐに冷える、というものでは無いという点だけ慣れが必要

ということでしょうか。

 

 

ダクト式エアコンは、主に人のいる場所に向けてダクトを回していきます。

断熱性・気密性を高めた外皮により、エアコンは各階1台で賄っています。

写真のように、エアコン、換気、暖気経路、それぞれの送気経路に合わせた、様々なダクトが設置されていきます。

 

 

快適な全館空調を実現するには、「理想の住まい方」に合わせたフレキシブルな設計と、細やかな施工が必要不可欠です。

どこかのメーカーの全館空調パックではない、オーダーメイドの空調システムを一緒に作り上げてみませんか?