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全館空調って・・・その2
2018.4.9
吉田 立

こんにちは、リツデザイン建築設計事務所の吉田です。

 

前回に引き続き、全館空調についての2回目です!

 

前回の全館空調って・・・その1はこちらから

 

(写真はBEリンクの基礎蓄熱式全館暖房を採用した現場、コンクリートに埋設される温水パイプが並んでいます)

 

さて、換気方式は決まりましたか?

では全館空調を選んでいきましょう

 

全館空調は、読んで字のごとく、家の中すべてを隈なく空調することです。

 

代表的な全館空調といえばヒートポンプ式の空調機、つまりエアコンですね。

空調機を天井裏等に仕込み、その風をダクトで各部屋に送り、ダクトで排気する、というのが一般的に全館空調機と呼ばれているものかと思います。

 

暖房も冷房もこれ一機で賄う方式、ビル等でも一般的に採用されている方式です。

 

ただこの全館空調、暖房も冷房も同じ方式でなくてはいけないわけではありません。

 

暖房は輻射式、冷房は対流式、などの組み合わせも可能なのです。

 

輻射式としては

・冷温水(またはオイルなど)によるパネルタイプ

・蓄熱式(コンクリート躯体やレンガなどに蓄熱します)

が代表的な方式と思います。

 

対流式もエアコンだけではなく

・空気集熱式(屋根で集熱するタイプが代表的)

・地中熱利用など

もあります。

 

これらを組み合わせて選ぶことになるのですが、そこで大切になるのはお施主様の「理想の暮らし方」になります。

 

これは人により本当に様々です。

 

・エアコンの風が苦手(逆に冷風が好きな方も)

 

・アトピー等があるから埃が立たないことが一番

 

・窓をよく開ける(逆に、全く開けたくない)

 

・ランニングコストを最小限にしたい

 

・イニシャルコストやランニングコストよりも、手軽さが大事

 

・新しい技術を積極的に取り入れたい

 

等々

 

一人一人のご要望には、それぞれに個人的な理由というものが存在していて、それは至極大切な実現すべきものと私は考えています。

 

当たり前のことですが、冷気は下方に向かい、暖気は上方に向かいます。

この流れに逆らって空調を行うことは、快適性の低下やエネルギーのロス等の問題を引き起こす原因となります。

 

また、これは人の快適性とも比例していますよね。

足元ばかり冷えると不快ですし、頭ばかり暖まるとこれも不快です。

 

つまり、暖めるものは下に設置、冷やすものは上に設置することを心がければ、より効率的で快適な環境を実現できる、ということです。

 

具体的な空調方式の選択については、それぞれの建築家にご相談いただき、自分たちの求める理想の暮らし、を見つけてみてください。

 

もちろん私もご相談に乗りますので、お気軽にお声をお掛けくださいね

 

 

リツデザイン建築設計事務所では様々な空調方法をご提案・実現してきましたが、一例として、現在施工中の「仙川の住宅」の空調方式をご紹介しています。

ぜひ以下のリンクもご参照ください