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兵庫県都市木造シンポジウムを終えて〜ひとり言
2020.2.11
高橋 隆博

先日、兵庫県からの依頼で都市木造シンポジウムに登壇してきました。

当日は行政、建築関係者、流通関係者、木材関連、施設運営者など約140名程の来場がありました。SDGsやESG投資など持続可能性の気運が高まる中、CO2削減の為に、鉄やコンクリートからカーボンニュートラルな木材へのシフト、また、戦後の植林政策から成熟のピークを過ぎて尚使われず、正に朽ちて行こうかという日本の森林整備や治山故の木材利用の促進を命題として、都市に於ける中大規模の木造や建物の木質化について、4人のパネラーによるプレゼンテーションと兵庫の木材協同組合代表を交えたパネルディズカッションが行われました。

登壇者の顔ぶれは余りにバランス良く、私に求める立ち位置が自ずと決まっていました(笑)

京大教授、スーパーゼネコンの開発部長、公共での木造施設の得意な建築家、ということで、私は民間プロジェクトで如何に木造や木質化を実践するか!またその課題についてお話しました。

ここで、ひとつ気付いたことがひとつ。。。。。

30年前、バブルへと高揚する時代に恩師の下で私が修行を始めた(当時はヘビーティンバーとか大規模木構造と呼んでいた)当時、私達が言っていた事と同じ内容を未だ皆さん発信している、、、、(苦笑)

時代背景は変わり、法の整備、材料や工法の技術革新の一方、国の政策で木材需要拡大を掲げ8年も経ちながら、中大規模木造や建物の木質化は、公共建築や象徴的プロジェクトや助成事業に偏り、こと都市部において民間の非住宅建築では探さすのが大変なのが実情である。その思う様に普及していない理由を幾つか整理し対処し始めているが、新たなる課題がこのシンポジウムではっきりしました。そういう点で収穫大であったと言えよう。