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猛暑と断熱の話
2018.8.13
吉田 立
こんにちは、リツデザイン建築設計事務所の吉田です。
暑い!今年の夏は本当に暑いですね。
最高気温30度くらいだと何か涼しい日な気がしてきます。
人間は慣れるのでそれはそれで不思議ですね。
そう、不思議といえば、もう一つ。
徹夜明けの現場廻りで猛暑の中を1日歩いた日があったのですが、不思議と全く眠くならないんですね。
身体の温度が上がりきっているせいか、普通の1日として過ごせてしまいました。
科学的根拠は全くありませんが、あまりにも暑いと人は眠くならないんだな、なんてことを感じた猛暑日です。
前置きが長くなりましたが、ここから「断熱の話」。
画像を見てください。
何の変哲も無い築25年一般木造住宅の2階の天井付近です。
(私が事務所として賃貸で借りている区画です)
撮影は
午前11時30分
外気温 33度
室内温度27度
です。
次の画像。
これは同じ場所をサーモグラフィーで撮影した画像です。
青→黄色→白の順に温度が高くなっています。
外気温(33度)より天井面の温度(34度)が高くなっています。
天井の下地の形もよくわかりますね。
次の画像
一瞬「え?」と思いました。
画像に高温を示す白い帯が出ています。
あまりにもくっきりと分かれているので、何か電線の束でもあって、加熱でもしているのでは!、と。
画像には出ていませんが、黄色の部分の表面温度は35度。
エアコンを効かせている部屋なのですが、表面温度は屋外より高い温度です。
それだけでもちょっと残念な画像ですが、この白い部分、何と40度以上もあります。
おそらく天井裏はもっともっと暑い(熱い、ですよねこの場合)はず。
結論から言えば、断熱材の施工不良です。
昔は天井裏にお布団を敷くように、断熱材を置いておく方法が一般的でした。
(実はまだ今でも一般的との声もありますが・・・。)
この断熱方法だと室内天井面の温度は、良くて外気温、悪ければ画像のとおり・・・。
これでは屋外にエアコンを設置するのと同じようなものです。
エアコンで冷やしても、暑すぎる天井からの輻射熱で、風に当たる以外、涼しさを体感できません。
足元は冷えるけど身体が暑い!の出来上がりです。
余談になりますが、今、学校や体育館にクーラーを設置すべき、と、メディアが声高に訴えていますが、クーラー設置で終わってしまっては困ります。
本来なら、まずは断熱をきちんとやることが先決でしょう(今年は暑すぎるので、クーラー設置で急場を凌ぐ必要性を感じます)。
一気にはできないでしょうから、屋根改修等と併せてしっかりとした屋根断熱をしてしまう。
次にサッシ等の弱点部分の断熱補強。
これだけでも随分暑さ対策ができるはずです。
住宅も先ずは断熱がしっかりできているか、が空調の第一歩。
これから新築するなら尚更です。
エコの観点に限らず、住人の健康を守るという基本的な意味でも、高断熱性・高気密性を確保することは、これからの住宅にとってとても大切な要素になります。
また、断熱は切れ目なく施工されていることが大事です。
切れ目があると写真の通り。
工事でこれを実現するためには、施工者の目だけでなく、施主代理人として設計者が細部までチェックする体制が必要です。
モデルルームの展示模型や宣伝で高度な断熱性能を謳っていても、あなたの住宅という一事例において完璧な断熱施工がされていなければ意味がないのです。
私たち建築家も断熱等、住宅性能の知識について日々勉強しています。
田園都市建築家の会では、建築家各々の勉強だけでなく、勉強会を行い情報共有によるスキルアップを図っています。
新築だけでなく、リフォーム・リノベーションで断熱性能を向上させることも十分可能です。
もしお困りの事がございましたらぜひ一度、毎週日曜日の無料相談にお越しください。
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リツデザイン建築設計事務所 吉田