コロナ禍での２度目の夏、皆さま如何お過ごしでしょうか。アトリエ秀の高橋です。オリンピックも終盤、来週から夏休みの方も多いかと思います。

さて、私たち建築家の仕事環境もコロナ禍で随分と変わりました。ZOOMをはじめリモートの会議や打合せが多くなり、意思の疎通や伝達には一長一短はあるものの、移動にかかる時間や労力は断然省力化しています。

また、一時期は中止していた講演会やセミナーもウェビナー主体に変わりました。私達が準備する資料に大差ないものの、特に自分の場合は、聴衆の反応を見ながら話し方〜内容や順番をアレンジするタイプ、こちらから一方的にならざるを得ない為に消化不良感は残ります……大分慣れはしましたが（汗）これも聴衆側にとっては参加し易くなったという側面もあります。

しかしその一方で、どんなにリモートが普及しても、無くせないのは現場監理です。確かにリモート会議やカメラの活用で出向く回数は減らせますが、種々のチェックをはじめやはり現場に立って初めて感じる事、気づく事があり、又それが重要だったりもします。機械には性能に差がある様に、人間にも感覚や気づきの差が大きくそれが生命線だったりもします。
と言う訳で、現場へ赴くことは監理者の責務として大切にしています。(そうでない方も居て肩をすくめることもありますが)

そんな中、私達の事務所でもこのコロナで札幌のプロジェクトが延期になりました。一方でこれから沖縄の宮古島ではプロジェクトが産声をあげます……

今、早朝の新幹線でこれを書いて居ます…流石に他の乗客と隣になる事はないまでも、一時期よりも確実に増えています。
一抹の不安を感じながら、気を引き締めて〜今日も月に数度の遠方現場へ
いつしかバックの中で出し入れし易い特等席には消毒とマスクが鎮座しています……