スタジオエイト設計室の木内です。

東京の美術館は５月末まで休館となっていたために、世田谷美術館で行われているアアルト展がお預けとなったままで、気がつけば会期があと１週間・・・・6/20（日）まで。

事前予約制であったことは知っていたのですが、既に予約枠はいっぱいとわかり、当日券について問い合わせると、休日は午前中であれば、比較的購入しやすいと聞き、慌てて準備して、世田谷美術館に向かうことに・・・、何とか12時前に到着し、入ることができました。（当日券がある程度は用意されているようです。）

今回の展覧会は、アルヴァ・アアルトと、公私共にパートナーであったアイノ・アアルトとの歩みと作品・功績が、丁寧に語られた展覧会となっていて、アイノが携わったプロジェクトを中心に、家族の秘蔵映像や、アイノの水彩画、アルヴァの油絵などもあり、夫婦を通して作品を見るような、やわらかな印象の展覧会でした。

また、アルテックとイッタラの協賛ということもあってか、アアルトハウスのリビング・キッチンの一部再現や、アアルトの曲線や曲げ木を、改めてやさしいく美しいなと思えるコーナーもあります。

久々に、世田谷美術館を来訪したのですが、ホワイトキューブでない美術館の空間も、アアルトの展示と合っているのかもしれません。見逃されていて、予約できなかった方も、是非美術館に問い合わせてみてください。