スタジオエイト設計室の木内です。

コロナの感染の拡がる中、週末はやっぱりお家で過ごそうと考えてしまいます。せっかく家にいるのだからできることを探し、長年愛用してきた、イームズのサイドシェルチェアの座面の張替えに挑戦してみましたので、紹介いたします。

張替えの前には、まず、椅子の座面がどのようにできているのか知るために、各部材を外し、必要な材料を準備します。きれいなうちは、なかなか壊してみることはできないので、実はとても楽しい作業です。どのように組みあがっていて、どんな硬さや厚さのウレタンマットが使われていて、張り生地のとめ方を確認します。

今回は、

ちょっと硬めのチップウレタン１ｃｍ＋低反発ウレタン１ｃｍで接着済のもの、

張り生地はミナペルホネンで買った厚手の生地（家具用ではありません）、

ウレタンや張り生地を接着するための接着力の強いスプレーのり99

を用意してから、作業を開始。

生地やウレタンは、裁縫感覚でカットし、接着は大きな模型作成感覚で、思ったより簡単にできます。座面張替えは、下地によって、タッカーを使用することもありますが、難易度は同程度だと思います。今回のような接着の方が女性には簡単かもしれません。

ヘタリのあった椅子も、好きな生地を張った椅子に生まれかわり（トップ写真右before→左after）、何よりも、ステイホームだからこその楽しい時間となりました！