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車のデザイン
2019.4.1
長崎 辰哉

アトリエハレトケ長崎です。
今回は車のデザインについて。
先日、イギリスのスーパーカーメーカー「マクラーレン」の東京ショールームを訪ねる機会がありました。
最先端のデザインやモノづくりの精神について、建築と車両とで何が同じでどう異なるのか、じっくり考えてみたいと思ったからです。

こんな先鋭的なデザインに革新的な性能を秘めたモンスターマシンを間近に見ることが出来ます。

このショールームの素晴らしいところは、この美しい外観の下に隠れているシャシー(骨組み・構造)が展示されていること。

アルミとカーボンファイバーの複合フレームにエンジンやシートが乗っていることが良く分かります。

細部に至るまで最先端技術の集積なのですが、特に目を引くのは、アルミとカーボンファイバーの接合部。

アルミとカーボンという強度や変形特性が異なる素材同士をどのように接合しているのか、興味津々です。
それぞれの素材特性を活かしたフレーム形状やつくられ方も見逃せません。

様々な課題をクリアして、このような美しいスーパーデザインが実現出来る訳です。

普段目に触れる外観だけではなく、その皮膜の下にどのような構造や性能が隠されているのか。
それをどのように統合し、美しく表現するのか。

車のデザインは、建築と異なるようでいて、実は多くの共通点を持ったとても魅力的な世界です。
優れた建築のデザインは、建築の世界だけを見ていては、決して生み出すことが出来ません。
私たち人間の社会的営みへの愛情あふれる眼差しや好奇心を常に忘れないことが大切だと私は信じています。
素材を知り、技術を学び、それらを統合する職人たちをリスペクトしながらデザインの新しい価値を引き出したい。
そんな思いを新たに、前向きな気持ちでショールームを後にしました。

以上、今回は最先端の車のデザインについて、アトリエハレトケ長崎がお送りしました。