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地窓
2018.8.26
遠藤 誠

地窓とは、窓の下枠部分が床面に接する窓のことで、特に高さを腰下ぐらいに抑えた横長の窓とする場合にこう呼ぶことが多いです。

メリットとしては1.視線の制御(お隣の家の窓とお見合いになったりすることを避けるため)2.効果的な自然換気(暖かい空気は上昇するので、地窓の反対側に高窓を設ければ空気が動きやすい)3.地面からの柔らかな反射光を取り入れる(よって、窓先に白の玉砂利を敷いたり、水盤とすることも)など様々ありますが、何よりも空間の雰囲気として、或いは切り取られた庭の眺めが、落ち着いた和のテイスト(必ずしも和室でなくても)となることを意図して、特に建築家が多く用いる仕掛けです。

当事務所でも、非常に多くこの地窓を採用しています。写真は昨年末竣工した浜松H邸の地窓ですが、それから半年経って庭のモミジが新緑となる季節を待って撮影したものです。(実はここ、仕切れば客間にもなるスペースなのですが、普段は玄関を入って正面のウェルカムホールのような場所)もちろん住まい手の好みなどを最優先して計画するわけですが、特に最近はこうしたこうしたちょっと落ち着いた和テイストの空間を提案することが多くなりました。(私自身の年齢のせいもあるかもしれません…)

みなさまも新築のご計画などがあれば、是非、地窓の採用を検討されてはいかがでしょう?