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目は騙せても心には響かない~フェイク。。。
2017.9.1
高橋 隆博

アトリエ秀の高橋です。父島沖の停滞する台風の影響で9月を前に急に肌寒くなった今日この頃。今年はプロジェクトの関係で休みをとらず、夏を堪能していない私にとっては「え~っ、もう夏行っちゃうの~……泣」です。

そんな中、先週、建築家の会合で長野の諏訪へ出向いた時のことです。学生時代からskiや仕事で毎年数回は訪れていた(通過含む)場所柄ですが、その大半は車でした。今回は少々オーバーワーク気味もあり、少しは旅情でも味わえるかと何となくJRで検索。すると「あずさ」ではなく横浜線経由で松本まで行く「はまかいじ」という特急が……よっしゃ~と言うことで、町田から列車に乗り込みました。

飛行機や新幹線は日頃乗る機会が多いものの、気付けば所謂「特急」には十数年以上乗っていません。何気に気分を上げてホームで待つと、地味でレトロな列車が入ってきました。

社内の景色はセピアのサングラスでも掛けているかのよう、輪を掛けて質素で8月最終日曜の早朝の割には思いのほか多くの乗客を乗せて出発しました。

    

 

今回は車中は仕事をせず、旅情を味わおうと決め、車窓や車内を眺めます。いつの間にかわくわく感は冷め、時間を持て余すのです。

「この感覚は何だろう、、、、、何か釈然としないまま、うたた寝です。」

 

ふっと目が覚めて、辺りを見回す……、

するとどうでしょう、汚れや傷が殆どない、クッションのへたりや摩耗跡がない、あっ、カーテンの布地も、黄ばんだ樹脂部分も、腐食柄の壁天井のメラミンも、メッキが剥げた様な金属部分も、、、、、みんなみんな新しい。

そうこうする内に、車窓は奥多摩の山間部から甲府盆地へ出る。そして八ヶ岳や南アルプスに近づき峠に入る。2時間半の行程で上諏訪駅へ滑り込む。

ホームへ降りて改めて感じた消化不良。高速道からとは違う景色は新鮮で、お尻も痛くならなかったが、せっかくレトロ?!(擬き)な車両だったのに、旅情や哀愁を感じることが出来なかった、、、、残念。