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水の演出
2017.7.28
秋田 憲二

毎日暑い日が、続きますがいかがお過ごしですか、私は、60歳を超えているので、少々、バテ気味です。

暑い日も住宅に水辺を取り入れると涼やかです。写真は昨年夏に完成した富山の住宅のアプローチです。

水盤の上を通って、玄関に向かいます。この季節は、かなり涼やかです。

ここで、大問題が、発生いたしました。

竣工当初は、子供達も夏の暑い時期は水遊びができ、大満足でした。供給されている水は、井戸から出ている井戸水です。飲料用としても飲める水です。子供達が、飲んでも、安心です。

これが、落とし穴でした、夏が、終わると、みるみる藻が発生して、ヤゴが大量発生しました。

原因は、自然です。皆様は、あぜ道の用水路に藻が発生するのを見たことは、ありますか?

私の小さい頃は、そこら中にあった光景です。よく考えると、当たり前ですよね。

通常、水盤を設置するときは、濾過装置を設置して、塩素を投入して、水を循環させます。要は生き物が生息できないようにするわけですが、もちろん飲めません。

今回は、井戸水なので、循環させていません。いわゆる垂れ流しです。

それで、どう対処したかと言いますと、お客様は、とっても素敵です。まず、水量を増やしました。子供たちが、楽しそうに水遊びをしているのは捨てがたい。塩素投入はなるべく避けたい。こまめに掃除をする、時には、子供達も、一緒に掃除をするとのことです。夏を過ぎた季節は、塩素を投入しています。

とても、素敵な対応です。とかくメンテナンスフリーを言われますが、自然と共存することも、必要です。素晴らしい考えのお施主様に出会えたことに、感謝です。私たち建築家は、お施主様と共に、ライフスタイルをもデザインしていると思います。

先日、富山出張の折に訪問させていただきましたが、子供たちが、水遊びに興じており、その水は、とても綺麗でした。とても素敵なお施主様は、とても素敵な住宅にお住まいです。

HAK 秋田