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「職人の技と矜持」肌に触れる優しさ・温かさ!
2017.7.3
田井 勝馬

「職人の技と矜持」肌に触れる優しさ・温かさ!

−広島工場見学2−

 

こんにちは、田井勝馬建築設計工房の田井勝馬です。

先月6/15、16で会のメンバーで広島に工場見学ツアーに行って来ました。

 

私達設計者は、さまざまな商材を設計に盛り込みますが、なかなかその製造過程を直接目にすることは多くありません。

使うからには、より知らなくては~~と言った意味も踏まえ、賛助会の会社さんにもご協力戴き、今回はステンレスキッチンと鋳物ホーロー浴槽の老舗メーカーの2社に伺う運びとなった訳です。多少、親睦旅行もありますが~~

 

今回、広島工場見学-2として、鋳物ホーロー浴槽の老舗メーカー;大和重工さんの吉田工場にて、鋳物ホーロー浴槽の製造過程を一から視察してきました。

家庭用の浴槽には、この鋳物ホーロー浴槽の他に、FRP、人口大理石、ステンレス、木製等があり、素材ならではのさまざまな特徴があります。

 

その鋳物ホーローの特徴である保温性は、まさにこの製造過程にあったのだと思いました。1500度に溶けた鉄を鋳型に流し込んで形を創る。それは劇的なプロセスです。

その火を使う「技」こそが鋳物が獲得した「保温性」なのかもしれません。

鋳型に流し込み創られた鋳物の表面に、ガラス質の粉(釉薬)を人の手で丹念にまぶし、高温で何度も焼き付けることで「鋳物ホーロー浴槽」が誕生します。

この人の手で丁寧に表面を創り上げる過程にこそ、直接肌に触れる「優しさ」「温かさ」が表出されるのだと思います。

 

浴槽の一つ一つには、製造者のシリアルコードが刻印されているとのことです。

まさに「もの創り」の気概において、「職人の技と矜持」が継承されてきたことを痛感した工場見学でした。

 

関係者の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

田井勝馬