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スケッチ
2019.6.24
吉田 立

こんにちは

田園都市建築家の会、吉田立です。

 

今日はスケッチの話。

綺麗な景色を見るとき、誰かと共有したいとき、写真はとても便利ですよね。

最近はスマホの写真が進化しすぎてカメラも必要無いくらい。

サッとカメラで撮影して地球の反対側にいる友人とその美しさをリアルタイムで共有できる。

私のような年代にとっては子供の頃のマンガの話です。

ただ、これが「自分」にとってどこまで深い体験になったか、という基準から見ると、やはりスケッチに分があるように思います。

僕にとってスケッチの目的は個人的記録、個人的記憶。

写真だと全てが詳細に映っていますが、スケッチは自分がそのときに興味を持った部分だけが記されています。

つまり、自分に必要な情報以外は、バッサリと切り捨てられているわけです。

建築のディテールだけではなく、窓の外の景色ひとつを取っても僕にとって必要無い情報は描かれていません。

僕以外にたくさんの見学者がいましたが、そういったものも一切描かれていませんね。

(写真で記録したかった方々には僕が長いことスケッチしている姿が残ってしまっていますね、ホント、ごめんなさい)

このスケッチの時期、個人的に色と光について勉強していたので頑張って着彩しています。

着彩が主なので外形線はペンで一発書き、プロポーションが崩れているスケッチもたくさんあります。

(もちろん、これは中では良い方だったのでみなさんに見せしていますよ(笑))

この旅のスケッチを通して、白いと感じている色や光の中にも赤や緑、様々な色が混ざり合っていること、暮らしと色の関わり方のようなものを学びました。

形について学びたかった時期は、謎数字入りのスケッチブックがあったりします。

とりとめが無くなりましたが、そう、スケッチって楽しいですよ。

記録もそうですが、記憶としてもそのときの情景が手に取るように蘇ってきます。

自分にとってのかけがえの無い思い出になっていることは間違いないですね。

ここまで読んでくださったあなた、せっかくですから小さなスケッチブックとペン1本、カバンに入れてみてはいかがでしょう。

きっと深い深い思い出ができること間違いなしです。

でもそうだなあ、どのスケッチに付随する思い出も、僕一人でいた思い出です。

スケッチしている間、誰かを待たせるわけにもいきませんしね、至極当然の結果ですが、確かに前時代的な違和感を感じたりもします(笑)。

共有、には向かず。いいね!とか押してもらえませんしね

 

リツデザイン建築設計事務所 吉田立