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ヒートショックで命を落とさないために
2019.2.27
吉田 立

こんにちは、リツデザイン建築設計事務所の吉田です。もう二月も終盤、毎日少しづつ暖かくなっていることを実感しますが、それでもまだ夜になると寒い日が続きますね。

そこで今日は家の寒さによる家庭内事故(ヒートショック)と、その対策について少しだけ触れてみましょう。

築40年の住宅の断熱改修

皆さんのお住まいの寒さ暖かさはいかがでしょうか。

リフォームのお住まいに伺うと、築30年前後のお住まいは廊下の温度が外気温と同じ、なんていうことが普通にあります。

 

家の温度差による事故として、ヒートショック、という名前を聞いたことがあるかと思います。

廊下等の洋服を着ている場所はまだ問題が少ないのですが、危険なのはお風呂とトイレです。

 

『危険』と書くと、また大袈裟な、と思うかもしれません。

では、ちょっと下の数字を見てください。

交通事故による死者数  約7000人/年

浴室内事故による死者数  約14000人/年

(日本医師会調べ 2006年)

何と、交通事故死亡者総数の倍です!

もちろん、全てがヒートショックによる事故ではないと思いますが、その殆どがヒートショックによるものと発表されているのです。

 

さてこのヒートショック、どのように起こるのかを理解すると、注意すべき点と防ぎ方の理解を助けてくれると思いますので、簡単におさらいしておきましょう。

・【暖かい部屋】 洋服を着ていますので血圧も安定しています

・【寒い廊下や脱衣室】寒い部屋に入ると体温を保つため血圧が上昇します

・【寒い浴室】 着衣を脱ぎますので体温維持のため急激に血圧が上昇します。

・【熱い浴槽】湯に浸かることで血管が広がり、血圧が急激に低下し脳梗塞や発作を引き起こす

 

つまり、寒い浴室と暖かい湯、この2つの温度差が身体に負担をかけるのです。

 

ご自身やご家族で、浴槽に浸かっている時や浴槽から出た時に思うように身体が動かなかった、というご経験はありませんか?それはヒートショックの初期症状です。特に動脈硬化等の懸念がある方は本当に注意して下さい。

ヒートショック対策はいくつかありますが、建築で出来ることは浴室を暖かくすること、これに限ります。

大きな改修をしなくても、取り急ぎ効果的な暖房設備を浴室に置くことで当面の大きな事故を回避できる可能性があります。

 

特にヒートショックによる事故が多い60歳以上のご家族や、動脈硬化のご心配がある方がお住まいの住宅は、戸建・マンションに関わらず、ぜひ今一度、暖かさについての再確認をお勧めします。

浴室廻りの断熱が甘いと結露から蟻害にあうことも・・・。

住まいのご相談や断熱改修等、いつでも田園都市建築家の会までご相談ください。

私たちの経験から、こんな暖房器具を置いた方がいいですよ、とか、点検が必要かもしれませんね、などのアドバイスが出来るものと思います。

どうぞお気軽にお声をお掛けください。

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