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Q1ハウスとオフグリット(前編)
2018.8.1
松田 毅紀

HAN環境・建築設計事務所の松田です。

先週金曜日に2つの持続可能な省エネ・木造建築の事例を見学してきましたので、ブログで取り上げようと思います。

一つ目は、新住協(一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会)主催の見学会で、横浜市の中山にある小泉木材の新社屋です。

移転の経緯及び動機については、

●材木屋として、災害時等に機能する事を目標としており

事務所棟は、

・建築基準法耐震性能の2倍の耐震性能

・社員が家族とともに避難出来るシェルター化(食住環境の整備)

・業務へ対応する為の蓄電池(6.4Kw)

・地域の工務店が一定の性能をお施主さんに向け提案の出来るスペース、環境の整備

倉庫棟は、

・建築基準法耐震性能の1.5倍の耐震性能

・太陽光発電を動力として、荷役機能(EVフォーク、EVトラックへの充電対応可能)、工場設備への電力供給

とあり、東日本の震災以降の防災と環境を意識した建物でした。

天井の断熱は、セルロースファイバー300㎜、壁の断熱は、セルロースファーバーの充填断熱105㎜+グラスウール180+55㎜の付加断熱とUA値0.3W/m2k(Q値0.74W/m2k)とパッシブハウスに近い性能を持つ高性能のQ1ハウス。

開口部は、付加断熱部位を利用して外付けブラインドを取付けたトリプルガラスの輸入樹脂サッシを標準となっていました。

屋根は、太陽電池を搭載したタニタのエコテクノルーフとの事でしたが、屋根面は、どこからも見えません。(残念!!)

冷暖房は、ダクトレスのエアコンを主体とし、エコテクノルーフをOMソーラー同様に集熱パネルを利用したシステムを採用していました。

上の写真は、室内間の空気を平準化する為のダクトファンと思われます。

全体の印象は、ドイツ圏の環境先進住宅の影響が大きく出ていると感じました。

(イケダコーポレーションのエコバウ建築ツアーの確実な成果でしょうか?)

長くなりましたので、オフグリットの事例については、次回報告したいと思います。